地域特徴や少人数教育ならではを活かし、小中学生に自分たちの住む地域への関心を高めてもらうために多くのふるさと教育を行っています。これらの教育や生活環境もあり、全国学力・学習状況調査で、生徒児童の自己肯定感は例年全国平均より高くなっています。
ふるさと教育の内容は年度や学校・学年ごとに変わりますが、近年実施した一部を紹介します。
山くじら学習・バリ島学習
美郷町特色の美郷バレー構想やインドネシアバリ島との交流から独自の学習を行っています。
小学生が美郷バレー構想の関係学識者や地域の人から正しい獣害対策について学習する山くじら学習、小中学生がバリ島との交流の歴史学習や、インドネシアの伝統音楽であるガムランの楽器演奏体験する学習等を実施しました。
職場体験学習
中学生を対象に、職場体験学習を行いました。町内事業者へのインタビューや3日間の就労体験、県内都市部での職場体験などの社会体験を行いました。就労体験では、事業所ごとに実際の店員業務からバックヤードの事務や作業など職場によって様々な仕事内容がありました。
カヌー体験
美郷町ならではの江の川でのカヌー体験を実施しており、特に邑智小学校・邑智中学校では毎年全学年で実施しています。その他にも地方ならではの自然アクティビティ授業として、隣接する飯南町のスキー場でスキー体験、大田市にある三瓶山での登山なども実施しています。
自然・生物体験学習
小学生での自然や生き物に関する体験学習を通じて、知識だけでなく地域との交流やチームワークの仕方など様々なことを学べるようにしています。近年は、保育園の園児と一緒にサツマイモの苗を植えその収穫を行うさつまいも栽培、養蜂場を訪問するみつばちの生態学習、江の川で貝や昆虫を捕まえ、その種類や数から水質を調べる環境学習等を行いました。